岸田文雄首相は9日の政府与党連絡会議で、自民党派閥の政治資金をめぐる問題を受けて実施した全所属議員のアンケート調査結果の取りまとめを急ぐ考えを示した。

 アンケート調査はA4用紙1枚に政治資金記載漏れが「あったか、なかったか」の2問。どちらかを回答欄で〇で囲む。もしも「あった」場合は過去5年間の記載漏れ金額(不記載額)を記入する簡単なものだった。

 同党議員は「記載漏れが『なかった』方に〇して提出した。自民党はお金の処理に対して大雑把だから、こんな恥ずかしいことが起きてしまい、国民から政治不信を招いてしまった」と嘆いた。所属議員への聞き取り調査も一段落して、来週にも結果が発表される。

 野党側からみて同党が行った調査は信頼できるものか。

 立憲民主党の泉健太代表は会見で「信頼できないものでしょうね。国民からすれば」とした上で「調査票も非常に項目としては、いくらでも言い逃れの余地がある大雑把なアンケート項目だし、聞き取り調査も極めて真相究明のあり方としてはほど遠い態勢になっている」と語った。
 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「第三者が調べなきゃダメだ。そしてこれで政治倫理審査会を開かなかったら、自分たちのチェック機能を果たさなかったら、なんのための政治倫理審査会か、機能しなくなる。岸田首相は(調査を)『火の玉になってやる』と言っていた。ずいぶんぬるい火の玉だね。素手で触れる火の玉だよ」とした。