女子プロレス「スターダム」の岡田太郎社長(36)が5日、取材に応じ、エグゼクティブプロデューサーを務めたロッシー小川氏(66)との契約解除に至った経緯を説明した。
団体は「多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し」という理由で、2月4日付で小川氏との契約を解除したと5日に発表。
岡田社長は「12月頃に小川さんが引き抜きをしているという情報を耳にし始めた。口頭で『そういうこと(引き抜き)をやっているなら、やめてください』『今後も一緒にやっていきたいです』という話はずっとしていましたが、その後も継続して引き抜き行為をしていることが確認できたので、このような措置を取りました」と説明した。
かねて小川氏からは退団の意向を示され、何度も説得するも小川氏の意志が固かったという。当初は3月ごろをメドに退団することを前提に対応。その後、多くの選手から小川氏の退団について問い合わせや相談を受けていた。
1月21日の高田馬場大会では選手、スタッフ、社員に小川氏が3月で退団すると説明。しかし、その後も小川氏の引き抜き行為が続いたことから、企業としてことの深刻さを考慮して決断したという。
岡田社長は「(引き抜き行為を受けた選手は)タイトルホルダーなど、人気選手の多くだと認識しております」とし「もしそれらの選手が離れると、スターダムとして興行が成り立たなくなり、最悪の場合、会社をたたまなくてはいけなくなる可能性も考えられましたので、社内で検討の上、ただちに契約を解除する旨通知しました」と述べた。
業界では小川氏が新団体を立ち上げるのではないかと言われているが、岡田社長は「自身で新団体を興すかどうかにかかわらず、当社との契約が継続している最中に『スターダムを辞めて、別のところでやらないか』という趣旨の勧誘を行ったことが、引き抜き行為として重大な契約違反だと認識しております」。
また、小川氏に追随する選手がいるのかについては「何名かの選手から退団の意向表明や、『退団するか悩んでいる』という相談を受けたことはあります」と明かした。
当面の間は、岡田氏が社長業と並行してプロデューサー業も担う。今後の展望について「当社グループ内には、プロレス業界に対しての理解、そして経験もある人間が揃っているので、ご指導や協力をあおぎながら、しっかりと組織を構築し、会社としての体制をもう一度立て直してやっていきます」とし「各地方大会を活性化することで大都市のビッグマッチの動員アップにつながると信じていますので、戦略をこれからしっかり立てていく」と意欲を見せた。












