【取材の裏側 現場ノート】サッカー日本代表MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)のひげに注目が集まっている。

 アジアカップに参戦するため、1月にカタール入りした久保のあごにはひげが生えていた。これにSNS上では「久保君、全然ひげ似合わなくて引く」「ひげはやしておこだよ」と不満の声が出ていたが、大会中の1月中旬にひげをそった姿が見られると「ひげそった」「ひげがない方が好き」などの見解が出るなど、多くの久保ファンが気にかけていた。

 久保は昨年からひげを伸ばしている期間が多くなっている。昨年11月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)ザルツブルク戦では黒々としたあごひげをたくわえた姿にSNSやネット上で「久保ひげふさじゃん」「ひげはマジで無理」「似合っていないからそって」との声が出ていた。久保は昨年の日本代表活動中、ひげについて「みんなに言われる」とし「そるのが面倒くさくて。最近やっと生えてくるようになって結構面倒くさい。あんま似合ってないと思うので」と語っていた。

 日本代表の常連組ともなれば、プレーだけではなく、その見た目が話題になることは多い。日本サッカー協会で会長を務めた川淵三郎氏は当時、ひげをはやしている日本代表イレブンについて「選手たちに禁止と言うつもりはない。ただキチンとそろえるとか、清潔感があるようにしてほしい。汚らしい無精ひげはやめてほしいと思う」と語ったこともあった。

 日本人は比較的童顔に見えることもあって、選手の中には外国人選手に対して、威圧感を与えて侮られないよう、あえてひげを伸ばしている選手も少なくない。SNS上で「似合わない」と指摘される久保も戦略的に伸ばしている可能性もある。ただ「やっと生えてくるようになった」と発言しているように、ひげは日本の至宝が大人になった「証拠」ともいえるだろう。

 実際、心身ともに成長した久保はパフォーマンスの方も絶好調。ビッグクラブが獲得に興味を示すなど、欧州でも注目される選手となった。ひげは不評だが、プレーの方でさらなる存在感を示してほしいところだ。

(サッカー担当・三浦憲太郎)