今季開幕戦での「ショータイム復活」に自らゴーサインだ。昨年9月に右ヒジ手術を受け、ドジャースに加入した大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、ドジャースタジアムで行われたファン感謝イベント「ドジャーフェスタ2024」に登場。「17番」のドジャーブルー・ユニホーム姿をファンの前でお披露目した。韓国・ソウルで3月20日に行われる開幕戦に「順調にいけば、間に合うと思う」と打者で出場できる見通しも示唆。ワールドシリーズ優勝へ向け「共に戦おう」とファンに激熱メッセージも送った。
ロサンゼルスで午前11時から始まった同イベントは、長いドジャース史上でも歴史的1日となった。球場を埋めたファンらが希代の二刀流スーパースターの登場を今か今かと見守る中、フレディー・フリーマン、ムーキー・ベッツらのスター選手に次いで大谷が〝大トリ〟で姿を現した。もちろん会場は割れんばかりの大歓声だ。そのままステージ上に居残ってインタビューに対応した大谷の一挙一動に、熱狂的なドジャースマニアたちはくぎ付けとなっていた。
最初のメディアの囲み取材では、現状のリハビリや打撃練習などに話題が集中。大谷は「バッティングはティーとフリップ、トスバッティングを今、大体100%くらいで振っている感じなので、アリゾナに入ってマシン打撃、投げるボールから始まってくるかなという感じです」と述べ、順調な回復ぶりを強調した。
その上で「そのまま、もともと間に合うスケジュールできている。このままのスケジュールでいけば、間に合うんじゃないかなと思います」ともコメント。打者として今季開幕戦に出場できる見通しを力強く語った。
一方の投球に関してはまだキャッチボールなど〝ネクスト・ステップ〟は封印しているという。「アリゾナに入って軽いスローイングから始まって、その後は慎重気味にいくんじゃないかなと思っている。1回目の手術よりもスムーズには来ているかなという印象はあるかなと思います」と説明した。
その後、フィールドの特設ステージへ移動すると「ショーヘイコール」が大合唱される中、エンゼルス時代にもレポーターとして取材経験のあるホセ・モタ氏による質疑応答が始まった。
話題となっている愛犬デコピンとの遊び方について「よくライトに反応しているので、僕が寝ながらこうやって(右手でジェスチャーしながら)ライトで彼が走っているのを動かしています」と回答。
同僚となった山本由伸投手(25)の魅力を問われると「全部をハイレベルで兼ね備えているピッチャーだと思う」と評価。さらに、その人柄に関しては「かわいげがある。先輩に好かれるタイプじゃないかなと思います。今日来ていないので『あと任せましたよ』と言われましたけど、そういうかわいげがあると思います」と紹介した。
また「好きな食べ物はピザか? バーガーか?」と聞かれ、英語で「バーガー」、好きなバーガーは米西海岸を中心にチェーン展開する人気点「In-N-Out(インアンドアウト)」と答える場面もみられ、ここでも拍手喝采を浴びた。
終始リラックスした様子で、時折笑いながら返答していた大谷だったが「通訳の水原一平氏との関係をどうやって築いたのか」という質問には、意味深な顔で「ここはビジネスの関係なので、友達ではないので、割り切って付き合っています」。この文言について水原氏が通訳する言葉を聞きながら、大笑いする一幕もあった。
最後に今季の抱負を聞かれ「ワールドシリーズの優勝だけ、もうそこだけ。ファンの人たちもそうだと思いますけど、僕自身も目指しているので、一緒に頑張って、シーズンを戦ってくれたら最高だなと思います」と締め、ドジャースファンらを大いに沸かせた。
この日の大谷はドジャース専門局「スポーツネットLA」の特別番組にも出演するなど、まさに〝フル回転〟。ドジャースのスーパースターとして早くもLAを虜(とりこ)にした。
「お客さんが入った状態でここに、ドジャースのユニホームを着て立つのは初めてなので、楽しめたらいいかなと思います」と語った大谷。早くも「超一流」の貫禄たっぷりで新天地での存在感を見せつけた。
ドジャースの春季キャンプでのバッテリー組と故障者の集合日は8日(日本時間9日)。大谷も参加する見通しだけに、当日が待ち遠しい。












