【取材の裏側 現場ノート】女子プロレス「スターダム」の白川未奈が、20日の東京・高田馬場大会でワールド王者・舞華と共闘し新ユニットを結成。新たな動きは反響を呼んでいる。

 白川は昨年4月に自身が率いるユニット「クラブビーナス」を発足。その直後に当時のワンダー王者・上谷沙弥を破り、悲願の初戴冠を果たした。5月に当時のワールド王者・中野たむに2冠戦を提案。ダブルタイトル戦を実現させたが、中野にワンダー王座を奪われ絶望を味わった。

 さらに自身が率いるユニットに属していた外国人が続々と帰国。日本人メンバーの月山和香もケガで欠場となり、白川1人となった。舞華と新ユニットを結成する数日前、本紙に「去年は悔しい思いをしたから、今年の個人としての目標はシングルのチャンピオンに返り咲くこと。ユニットとしてはクラブビーナス第2章を始動させる!」と宣言していた。

 もちろんユニットの人数が減る中、ユニットリーダーとして働きかけもした。会社に外国人選手の招へいを願い出るも折り合いがつかなかったとし、「マライア(メイ)も他のメンバーも『日本にいたい』って言ってくれてたけど、私にはどうしようもできないことが多すぎた。そこでも悔しい思いをしてました」と肩を落としていた。

左から月山和香、ジーナ、舞華、白川未奈、HANAKO
左から月山和香、ジーナ、舞華、白川未奈、HANAKO

 ユニットで1人きりになると、第0、1試合で若手とのシングルマッチや3WAYで試合を組まれた。メインイベンターだったにもかかわらず、若手同様の扱いをされ「正直悔しかったし焦ってた。だから他の人の試合を見てスターダム全体を見るようになった」と振り返る。

 だからこそユニットの規模拡大を画策する。「『世界を目指す』っていうコンセプトは変わらない。もっとギラついたユニットにしていきたいし、そんなパートナーを見つけて一緒にトップに行きたい」。4月4日にはスターダムが米ペンシルベニア州フィラデルフィアで5年ぶりに単独興行を開催する。「絶好のチャンス! いろいろ仕掛けていくから2024年も私から目を離さないでね!」と呼びかけた。白川の逆襲劇に注目だ。

(プロレス担当・木元理珠)