女子プロレス「スターダム」に誕生した新ユニットが大きな反響を呼んでいる。4年間在籍した「ドンナ・デル・モンド」が解散となり、動向に注目が集まっていたワールド王者・舞華が20日の東京・高田馬場大会で白川未奈と電撃合体。5人のメンバーがそろった。なぜ白川だったのか、舞華が共闘を決めた意図を明かした。

 突然の出来事だった。20日の試合後に「クラブビーナス」の白川から「ちゃんみなと組みたいの?」と問われた舞華は「私がクラブビーナスに入るのは無理。ただ、お前とは組んでみたいと思ってた。この際、私らで新しいものをつくらない?」と提案。白川と月山和香のクラブビーナス勢にHANAKO、ジーナが合流し、新ユニットが結成された。

 衝撃の展開から一夜明け、舞華は「最初はあんな女っぽいブリブリしたやつ好きじゃなかった。認めてたのは立派な乳くらい」と笑いつつも「でも歯が折れても復活して、クラブビーナスで1人になっても継続させるために必死な姿を見て、こいつやるじゃんって。私たちは一つも似てない。だから、組んだらハチャメチャで面白くなるって直感で思ったんだよ」と白川と共闘を決めた理由を説明した。

 唯一の共通点を挙げるとすれば、海外を目指している点だという。「私はメーガン(ベーン)と出会って世界の広さを感じたし、もっと多くの人にスターダムを知ってもらうためにも、いろんな国で試合がしたい。だから、その点は白川と同じ方向を向いているんだよね」と熱く語った。

新ユニットを結成した(左から)月山和香、ジーナ、舞華、白川未奈、HANAKO
新ユニットを結成した(左から)月山和香、ジーナ、舞華、白川未奈、HANAKO

 昨年12月に団体最高峰王者に君臨してから、スターダム全体を見るようになった。同時に男女問わず他団体の動きや、過去に繁栄したプロレス団体を冷静に分析する機会が増え、より海外を意識するようになった。

「昔みたいに対抗戦とかもやれたら、女子全体が盛り上がる要因の一つになると思う。メーガンみたいな選手が海外にはいるわけだから、世界にスターダムに対抗できるところを探しにいきたい」

 ユニットとしては動き始めたが、ワールド王者としてやるべきことがある。2月4日には上谷沙弥とのV1戦(エディオンアリーナ大阪第1競技場)を控えている。これまで上谷とはフューチャー、ワンダー、ゴッデスと何度も王座を争ってきた。

 舞華は「あいつに負けたとか一度も思ったことがない。ただ、最近上谷に勝ち越されてる。だからこそ、この試合は負けたくない」と拳を握りながら「今までの相手にケガをさせない安心、安全な舞華を自ら覆す。本気で上谷の腕も足も心もボキボキにするから。みんな楽しみにしててね」。

 新たな挑戦をスタートさせた赤の王者が、スターダムを世界へと導く。