ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)が、全米ボクシング記者協会が選出する年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」を受賞した。所属の大橋ジムが19日に発表した。

 井上は昨年7月25日にWBC&WBO同級王者(当時)のスティーブン・フルトン(米国)を下し4階級制覇を達成。同12月26日にはWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)に勝利し、2階級4団体制覇の偉業を成し遂げた。

 シュガー・レイ・ロビンソン賞は1938年に制定された歴史ある賞で、1976年にアントニオ猪木と対戦したモハメド・アリや、マイク・タイソンらも歴代受賞者に名を連ねている。

 日本人選手の受賞は初の快挙で、井上は所属ジムを通じ「昨年、日本での2試合でしたが、こうして世界中の記者の方々からの評価をいただいて光栄に思います。同協会が98年の歴史があると知り、改めて受賞の重さと大きさを感じました。24年もさらに精進していきたいと思います」とコメントを出した。

 また、大橋秀行会長は「1938年の初代受賞者はジャック・デンプシー選手です。伝説中の伝説のボクサーから始まった全米ボクシング記者協会の年間最優秀選手賞で井上尚弥が日本人初受賞したことは、本当にすごいとしか言いようがありません。しかし、まだまだこれからが始まりです。みなさん、期待してください」と称賛した。

 すでに井上は米メディア「ESPN」や同「CBSスポーツ」、専門誌「ワールド・ボクシング・ニュース」、「リング」などでも年間最優秀選手賞を受賞している。