全国高校サッカー選手権が開幕し、元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)が今大会を展望した。

 武田氏は1回戦が行われた29日に駒沢陸上競技場を視察。そこで、清水東高時代の同級生である今治東(愛媛)の谷謙吾監督(56)を激励した。「今治東の谷謙吾監督は清水東で3年間、同じ屋根の下で一緒に過ごした仲。試合前に応援と激励をしてきた」

 堀越(東京A)と対戦した今治東だが、0―2と無念の敗戦。「試合は開始すぐにけが人や退場者が出て、厳しい展開で敗戦だった」と健闘をたたえ「高校生のひたむきなプレーや家族のサポート、応援に、毎年高校サッカーは原点を教えてくれる」と語った。

 1回戦を終え、31日には2回戦が行われて全チームが登場する。武田氏は優勝の行方について「U―18プレミアリーグ優勝の青森山田(青森)、静岡学園(静岡)、昌平(埼玉)、大津(熊本)、米子北(鳥取)が入ったブロックを勝ち抜いたチームと、神村学園(鹿児島)、前橋育英(群馬)あたりが軸になるかと思う」と占った。

 Bブロックでは、高校年代で最高峰の舞台であるU―18プレミアリーグに今季出場した5校が集結し、早い段階で強豪同士が潰し合うことに。ファンの間では〝史上最大の死の組〟として話題になっており、ここを勝ち抜いたチームが優勝へ大きく近づくことになりそうだ。

 一方でCブロックでは、神村学園がU―17日本代表で怪物ストライカーとして世界から脚光を浴びたFW名和田我空(2年)、ベルギー1部の強豪ゲンクへの入団が決まったDF吉永夢希(3年)と超高校級のコンビを擁し、破壊力は抜群。伝統校の前橋育英も虎視たんたんと上位進出を狙う。

 激戦を制するのは、果たしてどのチームか。