ロッテは21日にグレゴリー・ポランコ外野手と契約合意したと発表した。ポランコは今季26本塁打を放ち、パ・リーグのホームランキングに君臨。2位からのV奪回へ大きな〝補強〟となった。

 本人は球団を通じて「私のことを信じ、素晴らしいオファーをくれたマリーンズの皆さまに深く感謝します」とし「自分自身、日本一になるための準備はできていますし、その自信があります。2024年、リーグ優勝をして日本一になりましょう! パワー!」と気合十分のコメントを寄せた。

 現場としてもこれ以上ない吉報だ。実績ある大砲が、来季もいるかいないかでは雲泥の差。吉井監督は「長打力が課題である中でポランコ選手が引き続き、マリーンズ打線にいることは本当に心強いです。来年も本塁打王を獲得するような打撃をみせてくれることを大いに期待しています」と喜びをあらわにし、最後はポランコの〝決めゼリフ〟でもある「パワー!」で締めくくった。

 今オフはポランコのほかにも前DeNAのソトを獲得。今季は打撃不振に苦しんだが、2018年から41発、43発をマークして2年連続でセの本塁打王に輝いた。指揮官も語る「長打力」の向上を図る上で実績は申し分ないだろう。

 ロッテは昨オフも、セ・リーグの巨人からポランコを獲得している。その背景について球界関係者は「結局のところ、新たな外国人選手を獲ってきても日本の環境と野球にアジャストできるかどうかは不透明。当たるか外れるかも分からず、バクチのように助っ人を獲ってくるよりもNPBでの経験がある外国人を獲るほうがはるかに計算が立つ。メジャーで何発打ったといっても、それはすべて過去の話」と読み解いた。

 22年に巨人に入団したポランコは24本塁打をマークした一方で、外野での緩慢な守備と高額年俸がネックとなり、1年で自由契約となった。攻守のバランスを見極め、ロッテはほぼ指名打者で起用したことでポランコの長所をさらに伸ばす結果となった。

 左右の助っ人砲が放つ存在感は相手にとって脅威となりそうだが、ソトも来年で35歳。今季はNPBでは自己ワーストとなる14発に終わった。ロッテの〝手堅い〟助っ人補強は奏功するのか――。