【取材の裏側 現場ノート】女子ゴルフの渋野日向子(25=サントリー)は米ツアー本格参戦2季目、ポイントランキング83位で来季シード権(80位以内)を逃した。

 ツアールーキーだった昨季は、早々にシード圏内を確定させたが、今季は苦しんだ。前半戦に左手親指のつけ根付近を痛め、その影響で一時は十分な練習をすることができず、思うような結果を残せなかった。回復した後も調子は上がらず、厳しい現実を突きつけられた。

 来季はフルシードでないにしても、試合に出られないわけではない。限られた出場機会で結果を残して例年5月ごろにあるリシャッフルをクリアして、出場可能な試合数を増やしていくことが求められる。

 しかし、知人の渋野ファンに言わせれば「復活のためには、国内ツアーに専念するのも一つの方法では」とのこと。また、あるツアー関係者は「日本のツアーか米ツアーのどちらかに専念した方が、調子を取り戻すのには有効だと思う」との意見を耳にした。いずれにしても、ゴルフ界きっての人気者の復活を願うからこそだ。

 ただ、本人が理想とする年間スケジュールがあるのも事実。周囲からとやかく言われないような結果を残せば、どちらのツアーに比重を置くなどの議論は生まれない。渋野と米ツアー同期の古江彩佳(23=富士通)は可能な範囲で国内参戦をしつつ米ツアーで結果を残しており、そこに異論の余地はない。

 来季こそは米ツアーメンバーとしての初優勝を実現し、人気選手がゆえの〝評論〟を封じることはできるのだろうか。