ショウヘイ・オオタニのビッグディールに「世界」が強い関心を示している。エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手(29)のドジャース移籍決定を受けて9日(日本時間10日)、英国の公共放送「BBC」も一報を流した。野球人気が高いとは言えない英国の同メディアがMLB選手の移籍に関するニュースを取り上げるのは極めて異例のことだ。

 この日、BBCは「野球界のスターであるショウヘイ・オオタニがLAドジャースと史上最高額の7億ドル(約1015億円)で契約」と報道。新契約内容がMLB史上最高額で「オオタニが世界で最も稼ぐアスリートの1人となった」ことをクローズアップし「その契約額はサッカーのリオネル・メッシやバスケットボールのレブロン・ジェームズといった大スターと肩を並べるか、あるいはそれをしのぐと言われている」と続け、そのスケールの大きさについて世界的な名声を誇るプロスポーツ選手と対比させて論じた。

 大谷の新契約内容は、これまでスポーツ史上最高額とされていたサッカー・アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36=インテル・マイアミCF)がかつてバルセロナと結んだ4年5億5500万ユーロ(約860億円)をはるかに超えた。また2023―24シーズンからの2シーズンでレイカーズと総額9710万ドル(約131億円)の契約を締結し、NBA史上最高額の累計サラリー・5億3200万ドル(約777億6700万円)を誇るレブロン・ジェームズの〝現生涯年俸〟も超越することになり、BBCは大谷がドジャースと交わしたメガディールに「今後もこの驚異的な金額を超えるプロスポーツ選手は世界を見渡しても現れないだろう」と予測している。

 そしてBBCは「ファンや識者は29歳のオオタニが現代における野球のあり方を変えたと広く評価しており、彼はすでに『オールタイム・グレート(史上最高の選手)』の仲間入りを果たしている。バッティングやピッチングに特化した多くの野球選手とは異なりオオタニはどちらの分野にも等しくたけている。史上最高のプレーヤーの一人として広く知られる日本人選手は、球界で最も切望されたターゲットだった」とも論じた。

 二刀流として活躍するスーパースター・大谷がMLB強豪のドジャースと世界プロスポーツ史を塗り替える超高額契約を締結し、日米のみならず多くの国々のファンから注目を集めることをBBCは力説している。