〝新怪物〟の目指す高みとは――。オリックスの山下舜平大投手(21)が3日に大阪・舞洲の球団施設で契約更改に臨み、3300万円増の年俸4000万円(推定)でサイン。さらに背番号も12から11へ変更となり「欲しかった背番号ですし、かっこいい番号。(山崎)福也さんだったりすごい先輩がつけてきた番号なので負けないように頑張りたい」と意気込んだ。
3年目の今季は開幕投手としていきなり一軍デビューを果たし、16試合に先発登板。8月下旬には腰の負傷で離脱を強いられながらも9勝3敗で防御率1・61の好成績を残し、チームのリーグV3に大きく貢献した上に新人王にも輝いた。
それでも右腕の自己評価は辛口だ。「今シーズンはいいところもあったが、課題もあったので70点」。さらに「新人王ももちろんうれしいが、もっとすごいタイトルもあるので…。4冠(最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率)が当たり前になっているというか、目指すのはそこになるかもしれないが、自分の力量をもっとレベルアップしていきたい」と4冠はもちろん、さらなる〝上〟を虎視眈々と狙っている。
そんな頼もしい若武者右腕について中垣巡回コーチは「この3年間、本人の責任ではなく、成長の過程でどうしてもケガが出やすくなってしまっていた部分はあった」と言いつつも「これから野球選手としての在り方を確立させて、どんどん進んでいってくれれば十分。(タイトルは)狙わなくても、自分の投球がこれだというのを見つけて重ねていけば、可能性のある数字を残している」と太鼓判を押す。
一方、山岡は「(山下と)トレーニングもほぼ一緒にしていて、練習法や食事の取り方も教えてもらっている。今は(山下に)弟子入りしている感じですね」と後輩右腕に感謝した上で「まだ年数が少ないというのはあるが、メジャーも目指していると思うし、もちろん行ってほしい」と力強く背中を押す。
今オフは山本がポスティングシステムを申請し複数のMLB球団で争奪戦となっており、昨オフにも同じくオリックスOBの吉田がレッドソックスへ移籍するなど環境も整っている。若武者右腕が4年目の来季もさらなる飛躍を遂げれば近い将来、海を越えた夢の大舞台へ立つ日もグッと現実味を帯びてくるかもしれない。












