オリックスの新怪物・山下舜平大投手(21)がポストシーズンに登板しない方向となっている。エース・山本、山崎福、宮城に次いで今季9勝をマークしたが、首脳陣の無理をさせない方針は不変。18日からCSファイナルステージを控えるチームは〝160キロ剛腕〟不在の状況で日本一を目指すことになる。
高卒3年目で開幕投手を務め、9勝3敗、防御率1・61の成績でリーグ3連覇に貢献した山下。8月下旬以降は腰痛で離脱し、9月22日に「第3腰椎分離症」と診断され、ポストシーズンでの復活を期してリハビリを続けていた。首脳陣は「CSも日本シリーズも無理はさせない。どこまで投げられるか、どこから投げられるのかの復帰時期については言えない」と慎重な姿勢。
しかしながらチーム関係者は「今年は無理」と断じた上で「舜平大がいないのは痛い。たとえ由伸がダメでも次に宮城と舜平大がいればどちらかが勝つだろう、というのがある。相手の勢いを止める投手が1人いなくなる。舜平大はなかなか打てない」と続けて明かし、ショックを隠せない。
中継ぎ投手の3連投を禁じるなど中嶋監督は選手の体調を最優先してきた。将来の大器・山下についても登板間隔を空けながら慎重な起用法を続けてきただけに、別の関係者は「来年は由伸がいなくなる中で、山下がエース候補になってくる。ここで無理をさせて来年への影響があってはいけない。大事にいかないといけない」とみている。
同じくケガで離脱していた首位打者の頓宮、リリーフの要の山崎颯は全体練習に合流して関係者を安心させた。とはいえ、剛腕不在の影響は大きい。最後の難局を乗り切ることができるか。












