天才バットマンに現場もラブコールだ。国内FA権を行使した広島・西川龍馬外野手(28)の獲得を目指すオリックスが早くも前のめりとなっている。獲得に成功すれば出場機会が失われる選手が出ることは避けられないが、球団は黄金エース・山本由伸投手(25)のポスティング移籍を承認。MLB流出が確実だけに打線強化へ歓迎ムードが漂っている。

 FA宣言した西川が希望した移籍先は「パ・リーグ」。西川の地元・大阪に本拠地を置き、昨季まで在籍した吉田(現レッドソックス)の敦賀気比高時代の1学年後輩と縁も深い。そのため、新天地としてオリックスが最有力候補に挙げられている。

 西川は在籍8年で打率2割9分9厘の成績を残し、今季は故障による離脱もあったが、打順は1番から5番までをこなし、リーグ2位の3割5厘をマークしている。

 あるナインは「ぜひ来てほしいですね」とラブコール。その理由を「ウチは今年、最大4連敗で大型連敗はしなかった。それを食い止めるピッチャーがいて、落ち切らずに持ち直してたんで」としつつ「でも(山本)由伸がメジャーに行くとなると投手力という面で、他にもピッチャーが出てきてるんで楽しみな部分ではあるけど、実際不安な部分もある。そこで(西川が加入すれば)アベレージヒッターですし、得点力、攻撃力が上がるのはめちゃくちゃいいこと」と力説した。

 さらに球団関係者も「本当に来てほしいし、一緒に頑張りたいですね。パ・リーグでも全然通用するし、そのまんまやってくれたらまたオリックスが強くなると思う」と期待を込めた。

 チームは今季リーグ3連覇を果たしたものの、外野手のレギュラーは定着しなかった。杉本や中川ら経験豊富な選手に西川が加われば、攻守の両面で戦力アップを見込める。

 山本だけでなく山崎福もFA移籍の可能性があるだけに、4連覇に向けてコイの安打製造機の加入は欠かせない補強となりそうだ。