秋田県の佐竹敬久知事の〝四国ディス発言〟をきっかけに秋田県と四国4県が15日、都内で合同イベントを開催。多くの人でにぎわった。

 佐竹氏は10月に秋田市内で講演を行い、10年前に愛媛県で開かれた全国知事会の食事メニューに触れ、「メインディッシュはステーキかと思ったらじゃこ天だった。貧乏くさい」と愛媛県名物のじゃこ天をディスっていた。高知県の魚「どろめ」についても「うまくないやつ」と酷評し、一方で「秋田ほどうまいものがある所はない」と地元アゲをしていた。

 発言が全国で話題になると批判が秋田県に殺到。佐竹氏は「不穏当で不見識だった。四国の方に不快な思いをさせ、心からおわび申し上げる」と謝罪していた。

 こうした経緯もあり秋田県と四国4県が合同イベントを開くことで一致。この日、東京・JR有楽町駅前で観光PRを行った。5県それぞれの名物であるじゃこ天、徳島ラーメン、オリーブの新漬け、ゆずポン酢、きりたんぽを一つにした「なかよしセット」は限定50セットが即完売。イベントは盛況だった。

 騒動を受けてじゃこ天に注目が集まり、特に秋田県から注文が増える現象が起きていた。WEBライターは「SNSには『ウチの知事がすみません』と知事の代わりに謝罪する秋田県民のコメントであふれました。話題にもなり、結果的にじゃこ天が全国的に有名になったと思います」と指摘した。

 イベントでは「四国の方々の寛大な気持ちに対し、私自身恥じ入っている」と話す佐竹氏に、愛媛県の中村時広知事は「あんまり気にされんでください。お互いの宣伝となり、結果よしだ」とニンマリ。

 秋田県民と四国の人たちのフォローに助けられた形だ。