爆笑ヒーローインタビューで場内のムードは最高潮に達した。日本シリーズ第6戦(4日・京セラ)でオリックスは阪神に5―1で逆転勝ち。3勝3敗のタイとし、2年連続の日本一へ逆王手をかけた。

 試合後のヒーローインタビューには日本シリーズ最多記録となる14奪三振をマークし、9回1失点で138球完投勝利を飾った山本由伸投手(25)が登壇。「調子もしっかり上げてこれてたので、みんなが心配してくれてるだろうなと思いながらマウンドに上がった。先制点を与えてしまったが、調子は良かったのでしっかり落ち着いて投げることができたかなと思う」とコメント。14奪三振の新記録を成し遂げたことには笑顔を浮かべながら「本当に若月さんのおかげです」。自らとバッテリーを組んで先発マスクを被り、2回に放った殊勲の同点打で同じくヒーローとなって並んだ若月健矢捕手(28)の左肩に感謝の気持ちを込めながらそっと左手を添えた。
 
 オリ党の笑いを誘ったのは、3人目のヒーロー・紅林弘太郎内野手(21)だ。今シリーズ初の3番起用に応え、1点リードの5回に相手先発・村上からダメ押しとなる2ランを中堅左へ叩き込んだ。

「今日3番起用だったが、そこはあまり気にせず求められたところで、求められた仕事をしようと思って打席に立った」と振り返ったが、インタビューアから「3番で行くぞと中嶋監督から、いつ頃言われたんですか」と振られると「そうですね…。3番? 3番?」と目をパチクリしながら困惑。再びインタビューアから「その時の心境というのは?」と繰り返しで質問を向けられ、紅林は「う~ん、3番でいくぞというのは…。監督からは言われなかったんですけど…。まあ、その…ウッス」と苦笑いで〝珍回答〟を口にした。

紅林の受け答えに爆笑する山本由伸
紅林の受け答えに爆笑する山本由伸

 京セラドームに陣取ったオリ党は紅林の一語一句に大爆笑だ。「後ろで見ていて山本投手のピッチングはどんな風に映ったのか」との問いには「そうですね…。日本シリーズ初戦(7失点で5回途中KO)はああいう感じだったんで、今日はやってくれるだろうなと思って後ろから見てました」とニヤリ。再び本拠地スタンドが笑いに包まれると、一緒に並んでいた山本は「はい、ありがたいお言葉ありがとうございます」と満面の笑みで返していた。