約2年ぶりに競技会で演技を披露したプロスケーターの宮原知子(25)が、世界女王から現役復帰を熱望された。

 日本、北米、欧州の3地域対抗戦として男女混合チームでフリーの合計点を競うジャパンオープン(7日、さいたまスーパーアリーナ)では「ロミオとジュリエット」に合わせて、3回転ループ、2回転サルコー―トーループの連続ジャンプなどを着氷。123・22点をマークし、女子4位につけた。チームとしても2年連続11回目の優勝を飾った。

 宮原は久々の実戦に挑むにあたり「本当に短期間で準備しないといけなかったので、不安も結構あった」というが、〝ミス・パーフェクト〟の異名通り完成度の高い演技で多くのファンを魅了。「できる限りやってきたので、本番でも練習と同じようにちゃんとやることをやって、チームに貢献したいという気持ちが強かったので、ホッとしている」と頰を緩めた。

 この日は2018年平昌五輪で共闘した坂本花織(23=シスメックス)も出場した。最終滑走だった坂本は、モニター越しで先輩の演技をチェック。「心を揺さぶる演技だった」と大絶賛した上で「この一日だけ現役なのが、本当にもったいないぐらい。もうちょっとやってほしいし、まだまだ見ていたい」とラブコールを送った。

 過去には10年バンクーバー五輪男子銅メダルの高橋大輔氏、1992年アルベールビル五輪女子銀メダルの伊藤みどり氏が復帰した事例がある。果たして、宮原が再び競技会の世界に足を踏み入れる可能性はあるのだろうか。