【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。

【お悩み】火災報知器に驚き、飛び起きたら足を骨折。緊急事態に対応するためにやっておくべきことは?(50代男性)

【アドバイス】目をつぶった状態で部屋の中を1周できるかどうか試してみてください。

【解説】深夜にマンションの火災報知器が鳴り、慌てて飛び起きたら、マットレスの段差に引っかかり、足首をひねって骨折してリハビリ中の男性。今後、緊急事態にスムーズに対応するために、普段から何かできることはありませんか?と聞かれました。

 40~50代になると加齢によって空間認識能力が低下してくるので、よく物にぶつかる傾向があります。これは準備運動不足と過信が原因。運動会に出たらケガをしてしまうお父さんと同じで、昔はできても、今はできなくなっていることを理解していないのです。
 ストレッチしておきたいのは手首、足首、アキレス腱といった関節部分。特に足首が硬くなっていると、とっさの時に思わずよろけて、転倒の危険性があるのでしっかり伸ばしてください。

 さらにやってほしいことは、目をつぶった状態で部屋の中を1周できるかどうかです。物にぶつからずに歩く練習をしておくと、空間認識能力も高めることができます。男性には目を閉じた状態でベッドから起き上がってから部屋から出るまでをやってみるよう伝えました。

 自衛隊や警察学校などでは、朝は館内放送などで一斉にベッドから飛び起き、5分後には点呼完了報告をしています。こうした訓練は、地震で停電したときなど、不測の事態への備えにもなります。