【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。今回はこんなご相談――。

【お悩み】高校生の娘が帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかってしまい、処方薬を飲み始めたら、わきに痛みを伴うようになりました。日常生活で気をつけることはありますか?(50代女性)

【アドバイス】わきの前後や肋骨の間にある筋肉をマッサージすると予防効果があります。

【解説】帯状疱疹とは、いわゆる水ぼうそう菌によって、赤い発疹と水ぶくれが帯状に生じる状態です。

 水ぼうそう菌は体内に常にある菌のひとつで、幼少期に一度水ぼうそうにかかっていても、菌は背骨の近辺に眠っています。そのためストレスや過労などで免疫力が落ちた時、体内の菌バランスが崩れて、再び活性化することで帯状疱疹が発症します。

 病院では菌を抑える抗生物質を処方してくれますが、水ぼうそう菌は神経の流れに乗っかりやすいので、ピリピリと刺すような痛みは残りがちです。特にわきは、腋下神経という神経の束があるので、痛みが出やすい箇所のひとつです。

 予防のためには、わきの前後にある筋肉を揉んだり、わき自体をこぶしで軽く押したり、肋骨の間にある筋肉を手でさするといったマッサージが有効なので、娘さんと一緒に1回30秒、1日3回やるよう伝えました。

 また豚肉には末梢神経を回復させるビタミンを多く含んでいるので、積極的に摂取すると予防効果が見込めます。

 昨今のコロナ禍で世代を問わず、誰しもさまざまな免疫力が落ちています。相対的にストレスを抱えやすくなっているので、普段からケアしていきましょう。