「いつもは何とも思わなかったのに、酒を飲んだら、やたら魅力的に見えてきた…」
酒飲みなら、こんな経験をしたことがあるのではないだろうか? こうした現象を“ビール・ゴーグル効果”という。これは酔っぱらうと、まるでゴーグルを装着しているかのように、異性が何倍にも魅力的に見える現象のことだ。
さて、これまでまことしやかに言われてきたビール・ゴーグル効果だが、『Journal of Studies on Alcohol and Drugs』(2023年8月)に掲載された米スタンフォード予防研究センターの論文によると、「ビール・ゴーグル効果に関する文献はあっても、結果は一貫していない」ようだ。しかし、魅力を感じている人を口説く勇気、いわゆる“酒の力を借りて出る勇気”が増す可能性があるらしい。研究結果を思い切りかみ砕くと、「酔っ払うと遠慮や恥ずかしさが取っ払われ、魅力的だと思う人を口説く勇気が出る」という。昔好きだった人に同窓会で再会して酒を飲み、いい関係になるというパターンは、これにあたるのではないだろうか。
ではいったいビール・ゴーグル効果はどう解釈すればいいのだろう? これはあくまで筆者の拡大&勝手な解釈だが、「酔っぱらって、性欲への抑制力が低下して、目の前にいる異性にむらむらしちゃうのかも?」と思わずにはいられない。酒を飲んで、その日会った人とのワンナイト・ラブなんて、その最たるもののような気がする。オトナなので自己責任と言えばそれまでだが、怖いのは性病をもらったり、事件に巻き込まれたりすること。知人はまさにその前者で、若い女性に急増中と言われている梅毒をもらってしまい離婚の危機に陥っている。しかも相手の連絡先も知らないし、名前もろくに覚えていないという。やはり酒の勢いに任せてコトに及ぶのは止めたほうが良さそうだ。
日本初の飲酒ガイドラインもついに発表となり、肩身が狭くなった今、失態を酒のせいにすることがますます難しくなるだろう(涙)。理性が飛ぶまで飲むのは控えよう。












