「ノンアルコールを飲むなら、飲まないほうがマシ」
かつてはこんな風に思っていた。「だって、酔えなきゃ無意味だもん」と。だが昨今、京都大学と酒造メーカーによる研究で、ノンアルコール酒でも酒同様、高揚感や楽しさを味わえることがわかった。実験では22人の被験者にノンアルコール・ワインを飲ませ、気分や感覚、さらには自律神経の働きも測定。結果、本物のワインとそう変わらない高揚感やリラックス度合が示されたのだ。
確かに私自身、アルコール依存症になりかけて以来、家飲みをノンアルコールビールに変えたのだが、リラックス感は本物のビールとそう変わらないと感じている。特に昨年秋に一部地域で発売された、本物のビールからアルコールだけを狙って抜く「脱アルコール製法」で造られたノンアルコールビールはすごい。味がビールそのものなので、満足感がハンパなく、「あれ、もしかして酔ってる?」と思うほど。
では何故、ノンアルコール酒でも酔った気分を味わえるのかと言うと、「本物に近い味のノンアルコール酒を飲むことで、脳の中で酒を飲んだ時の心地よさが呼び覚まされるから」だそう。また「ノンアルコール酒は悪酔いも二日酔いもしない」と言う安心感も、心地よさを助長しているのだとか。個人的にはノンアルコール酒の見た目も大事なのでは?と思う。本物に寄せた見た目のものほど、いい意味で脳がうまくだまされていると感じる。
そんな話をホルモン焼きをつつきつつ夫としていたら、「何かオレ、酔ってきたかも…」と言うではないか。この日、夫は運転係でノンアルコールビールを頼んだはずなのに。「どれどれ」と夫のジョッキを奪って飲んだところ、何回飲んでもビールとしか思えない。おかしいと思って店の方に伝えたところ、隣の客のビールと間違って出してしまったことが発覚。結局、この日は車を置いてタクシーで帰宅した。
飲食店の場合、ヒューマンエラーによって、こんなことがなきにしもあらず。車の運転がある時は、口をつける前に念押しでノンアルコールかどうかを確認してもいいのかも。
※参考サイト「NHK 健康ch」












