一年で最もしんどい季節がやってきた。花見シーズンでさえ「ヤツ」のおかげで楽しさが半減する。「ヤツ」とは花粉のこと。私は40年来という筋金入りの花粉症である。この時期に酒を飲むと、いつも以上に鼻水や皮膚や目のかゆみがひどくなる。
毎年、耳鼻咽喉科で抗ヒスタミン剤をもらうのだが、今年は腰痛の痛み止めの薬が増えたこともあり、近所の漢方薬局に相談に行った。そこで最初に漢方薬剤師に聞かれたのが「お酒は飲まれますか?」ということ。「はい」と即答したら、「花粉症の時期は極力、お酒を控えてください」と言われた。花粉症というと、鼻水やかゆみの症状を抑える対処法ばかりが注目されるが、根本的に治していくには解毒機能を持つ肝臓の機能を高めることが大事なのだそう。肝機能が高まれば、それに伴い花粉症の症状も緩和するので、そのためにも酒を控えるのがベストだという。そして小青竜湯を処方してもらった。
漢方薬剤師の話を聞き、「そういえば」と思うことがあった。それは家飲みをほぼしなくなってから、花粉症の症状が緩和しているのだ。酒が花粉症に良くないと言われるのは、アルコールによって鼻をはじめとするカラダの毛細血管が拡張し、粘膜が腫れるからと思っていたが、確かに肝臓を休ませてやると調子がいい。とはいえ、花粉シーズンでも酒は飲みたい。漢方薬剤師にそれを伝えると、「ストレスになるなら飲んでもOK」と言われた。ストレス過多になると、自律神経のバランスが崩れて免疫力が落ち、症状が悪化することもあるらしい。
そうそう、あくまで私流だが鼻うがいも症状緩和に一役買っている気がする。ただし注意点がある。それは鼻うがいをした後は頭を下げ、完全に鼻腔内の水を出すこと。これをしないと、ふとした時に鼻から滝のように水があふれだすからだ。飲んでいる最中だったらサイアク。花粉シーズン中の飲みは、何かと注意が必要のようだ。












