KOで再出発だ。キックボクシングイベント「KNOCK OUT 2023 vol.4」(16日、東京・後楽園ホール)で、左ヒザ負傷からの復帰2戦目でチャッキー(台湾)と対戦するぱんちゃん璃奈(29)が闘志をみなぎらせている。

 この試合に向け、練習環境を一新。「自分のためじゃなくて、周りの人のために勝ちたい。喜んでもらいたいというのがあります」と力を込めた。

 複数のトレーナーから指導を受ける中、週2回はK―1創始者の正道会館・石井和義館長から紹介された大阪の正道会館で、湊谷秀文トレーナーに師事する。石井館長からは「とにかく力まないこと」をテーマに掲げられ、湊谷トレーナーには相手を仕留める打撃の指導を受けてきた。

 ぱんちゃんはこれまで14勝無敗ながら、KO勝ちは2試合のみ。12試合は判定と、フィニッシュに課題があった。

 だが「今まで、ただやみくもにワンツーや前蹴り、ハイキック、ローキックとやっていたんですけど、打つ場所をピンポイントで、どこを狙うかというのを考えてやらないと打撃は効かせられない。そういうことを教えてもらってます。言い方は悪いですけど『殺しのテクニック』というか」と手応えをつかんだという。

 さらに「ウィラサクレックジムも日暮良太郎さんもそうだし、タイのトレーナーもそうだし、いろんな指導者がついてくれている。拳で恩返しがしたいので、教えてもらったことを見せる試合にしたいです」と誓った。

 昨年12月に那須川天心と武尊の直筆サイン入りポスターを偽造し販売するとうたい詐欺容疑で逮捕され、その後不起訴となった。負のイメージがそう簡単になくなることはない。

 それでも「マイナスの反応の方がもちろん多いと思うんですけど、それは当たり前だと思います。でも、自分のこの職業では負けないという自信があるので、そこで勝っていければいいかなと思います」と、結果を出して自分の道を歩み続けるつもりだ。

 今後の目標を問うと「海外に行きたいというのもあります。でも、今回倒せないとそれもない話だと思う。だから必ず倒して勝ちたい」ときっぱり。必ず2年ぶりのKO勝利を挙げ、次なる戦いにつなげてみせる。