14日に18年ぶりの優勝を決めた岡田阪神は15日、敵地・マツダスタジアムで広島と対戦し5―6で敗れ、連勝は11でストップした。

 優勝一夜明けの一戦で、試合こそ敗れたものの、指揮官の視線はすでにポストシーズンへと向いていた。1点差の9回、広島の栗林に対し、森下が四球、大山が中前打でつなぎ無死一、三塁。佐藤輝が三振に倒れ、あとに迎えた打者・小野寺の2球目だった。

 一走の大山を二塁にスチールさせるサインプレーを敢行。結果は、二盗失敗の二死三塁と〝表向き〟は、アウトカウントをひとつ与えた形だが、指揮官の狙いは、もはやアウト・セーフではない。あえて遅らせ気味にスタートさせて「最後な…1点差でどこに投げるんかな~っと思ってな」と敵の捕手・坂倉の動きを凝視していたという。

 知将は広島、DeNA、巨人らクライマックス・シリーズで対戦の可能性がある相手の〝作戦研究〟に着手。「これは大収穫やなぁ。試してみることもあるしな、お~ん。(CSで)あたることもあるしな」とニヤリ。レギュラーシーズンでの自軍の順位はすでに確定したとあり、敗戦にも「こっちにもいろいろ、事情がある」と余裕の笑みを浮かべながら、バスへと乗り込んでいった。