第2次岸田再改造内閣が13日発足し、松野博一官房長官や鈴木俊一財務相、高市早苗経済安保相ら主要閣僚は留任し、党役員人事でも麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長らは続投した。政権の骨格は維持しつつ、目玉となったのは女性の登用だ。党では小渕優子氏が選対委員長、閣僚では上川陽子氏を外相に起用するなど過去最多タイの5人が入閣した。

 党関係者は「女性が増えたが、人材はいないことが露呈しただけ。よりによってという人選で、小渕優子選対委員長、加藤鮎子こども政策相、自見英子地方創生相の“ユウコ”“アユコ”“ハナコ”の3人は週刊誌のターゲットになるでしょう」と指摘する。

 岸田文雄首相が「選挙の顔に」と期待を寄せた小渕氏は小渕恵三元首相の次女で、34歳で最年少入閣し、将来を嘱望された。2014年には女性初の経産相に起用されたが、政治とカネの問題で、わずか1か月で辞任。特捜部の捜査にハードディスクがドリルで破壊されていたことで“ドリル優子”のあだ名がついた。

 この日、会見で小渕氏は涙ながらに陳謝したが、党内の一部からは不評を買った。「長老陣のおぼえめでたく、将来の首相候補ともてはやされるが、ドリル事件のイメージは払拭できないまま。夫(TBSの瀬戸口克陽編成局長)は名プロデューサーなんだから、土下座ぐらいさせて復帰の振り付けをしてあげればいいのに」(党関係者)

 加藤氏は加藤紘一元幹事長(故人)の三女で、当選3回ながらの抜てき。「加藤氏の最初の夫は、あの宮崎謙介元衆院議員で、ゲス不倫騒動時には『宮崎と離婚していて良かったな』と言われたが、よく考えれば男を見る目はなかった。性格はキツくて、官僚は振り回されることになりますよ」(議員秘書)

 自見氏は国民新党代表を務めた自見庄三郎元郵政相の次女で小児科医の資格を持つ。「コロナ禍でクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』号での対応に当たったのが厚労政務官だった自見氏で、現場トップの橋本岳厚労副大臣(当時)との不倫疑惑が報じられ、お見合いクルーズで有名な同船でしたが、何をしているんだとなった」(党関係者)。その後、橋本氏は離婚が成立し、2人は晴れて結婚している。

 いずれも世襲議員で、箱入り娘と共通項がある3人。話題に事欠かないとあって、仕事ぶりとは別の意味で注目度は高くなりそうで、問題を起こさないことを祈るばかりだ。