政治評論家の田崎史郎氏が14日、「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。岸田政権の内閣改造で入閣を逃し、自民党4役の選挙対策委員長に収まった小渕優子氏が、過去の事件でツッコまれ見せた涙に「政治家としてひ弱い」とダメ出しした。

 2014年に経産相に就任した小渕氏だが、就任間もなく後援会の収支報告書などで不透明な会計処理が発覚。さらには選挙区内の有権者に自らの写真を貼ったワインを贈り、公職選挙法違反の疑いまで浮上した。極め付きは東京地検特捜部の家宅捜索を受けた際、電動ドリルで破壊したパソコンのハードディスクが見つかったことで、これが今も揶揄される「ドリル優子」の始まりとなり、経産相をわずか1か月半ほどで辞任に追い込まれている。

 あれから9年。第2次岸田再改造内閣では閣僚復帰の噂もあったが、最終的には自民党4役の選対委員長のポストに収まった。

 9年ぶりの要職に就いた小渕氏は、13日の会見で〝ドリル優子〟事件での説明責任について問われると、「もし十分に伝わってないところがあるなら、それは私自身の不徳の致すところ。あのとき起こったことは政治家として歩みを進めていくなかで、心に反省を持ち、決して忘れることのない傷としてその歩みを進めてまいりたい」と涙。しかし、今週発売の「週刊文春」はこのタイミングで、再び小渕氏の不透明な政治資金処理を報じている。

 身体検査的にはまたしても〝クロ〟の可能性があるなか、選対委員長のポストについたことに田崎氏は「森喜朗さんからの後押し。森さん、まだ安倍派のドンで、森さんを立てることが政権の安定につながる。(次期首相を狙う)茂木幹事長を牽制する上でも小渕氏を入れた」と解説。閣僚ではなく党4役になったことには「閣僚だと国会からもマスコミからも追及される。なので、閣僚にすることは早々にあきらめて党で処遇した」と明らかにした。

 一方、選対委員長の就任会見で〝ドリル優子〟事件を持ち出されて涙したことには、「やっぱり彼女にとっては非常にキツイことなんでしょうね。ただ、あの問題で声を詰まらせるっていうのは政治家としてひ弱い」と辛口だった。