米国をはじめ、世界各地で公開中のマイケル・ジャクソンの伝記映画「Michael/マイケル」(日本公開は6月12日)の成功は興行収入にとどまらず、マイケルの音楽作品への関心を再び高める原動力にもなっていると米メディアが報じている。

 その数字は驚異的で、最初のチャートデータによると、マイケルの音楽は映画が封切られた4月24日から30日までの最初の1週間で、米国内において公式オンデマンドストリーミング再生回数が1億3750万回という記録的な数字を叩き出した。

 これはマイケルの作品としてはこれまで過去最高のストリーミング再生回数を大幅に更新するものとなった。

 例えばマイケルの代表アルバムのひとつである「スリラー」(1982年)は「ビルボード200」最新チャートのトップ10に返り咲き、7位にランクイン。2003年リリースのベストアルバム「ナンバー・ワンズ」も同ランキング13位に上昇。さらに、映画「マイケル」のサウンドトラックアルバムもトップ40入りを果たした。

 また、1983年の「ビリー・ジーン」など名曲も再び勢いを取り戻すなど、マイケルの往年の大ヒット曲が相次いでシングルチャートの「ビルボード・ホット100」に再ランクインしている。

 ストリーミング再生回数急増の勢いはマイケルのソロ作品だけではない。ジャクソン5やザ・ジャクソンズとして兄弟たちとリリースした楽曲も映画公開後、50年以上の時を経て、デジタルプラットホームで躍進している。

 一方、映画の観客動員数は驚異的な数字を記録し続け、業界関係者は「マイケル」が最終的に世界興収10億ドル(約1568億円)を超える可能性を指摘している。この数字は映画の世界歴代興収トップ10に迫るもので、音楽アーティストを描いた伝記映画として歴代1位は確実としている。