ロケバスの車内で女性に性的暴行を加えたとして不同意性交などの罪に問われた「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告の第三回公判が8日、東京地裁で開かれた。
第三回公判では当日のロケに同行していた男性ディレクターが出廷しロケの全容を証言した。
今回のキャスティングは撮影地ありき。被害女性のAさんはSNSで活動するインフルエンサーで「本件地域の撮影に以前も出ていただきました。過去の実績から今回も」と出演をオファーした。斉藤被告に関しては「やはり人気者ですので出ていただきたいと。MCをできる方をあたった」と説明。斉藤被告のスケジュールに空きがありMCに決定したという。
当日は2台のロケバスで出演者をピックアップ。一台目で共演者B、Cを回収したため、2台目で自然と斉藤被告とAさん、同ディレクターが乗り合わせることとなった。ドライバーの後ろにAさん、その後ろに斉藤被告、同ディレクターが続いて座った。タレントが休憩時間をロケバスで過ごしたことについては「人気者なので人目につくようなところでの休憩はないと思います」と述べた。スタッフはその間、訪問先との打ち合わせや準備を行っていたという。
当日、Aさんに変わった様子などは見られずロケは通常通り終了。同ディレクターが事案を知ったのはロケの6日後だ。Aさんとの共通の知人から連絡があり、その後Aさん本人からもラインが届いた。「『性被害にあった』と届きました。『すぐに上の者に報告をして対応します』と伝えました」
自身が携わるロケで出演者によるこうした行為があった衝撃は大きく「信じられませんでした。ロケバスの中でそういうことが起こることが前代未聞ですので」と述べた。
プロデューサーが当時の所属事務所を通じて事実関係を確認し、ロケはお蔵入り。「やはり性被害を訴えている女性がいる。それを聞いているのに加害者側をテレビに出すのはどうなのかと思った」と説明した。また、スタッフ陣のギャランティやロケバスのドライバーのギャランティ、諸経費は大きな損失となった。訪問先との信頼関係も「崩れたのかな」と証言した。
第4回公判は13日に開かれる。












