あのベテランの力が必要だ! 世界ランキング14位のラグビー日本代表は、17日(日本時間18日)にW杯フランス大会1次リーグD組第2戦で、同8位で前回大会準Vの強豪イングランドと激突。1次リーグ最大の強敵を倒せば、2大会連続のベスト8入りが見えてくる。勝利のカギとなるのは誰なのか? 〝名門〟明治大学ラグビー部出身で、世界最大プロレス団体「WWE」でも活躍したKENSOこと鈴木健三氏(49)が、ズバリ指名した。
1次リーグ初戦(10日)のチリ戦は、42―12で快勝。6トライを決め、4トライ以上で得られるボーナスポイント加算した勝ち点5をゲットした。史上初めてベスト8入りした2019年日本大会に続く、決勝トーナメント進出へ、まずは第一関門突破だ。
ただ健三氏は、快勝した一戦の中で気になったことがある。フッカーで先発した坂手淳史(埼玉)のパフォーマンスだった。「スクラムのときに、坂手選手だと落ち着かないですね。浮いている感じしました」。その一方で、後半10分に坂手と交代したフッカーの堀江翔太(埼玉)については「堀江選手が入ると、スクラムが落ち着いていました。スクラムワークはずばぬけていますよね。イングランドはスクラムがめちゃくちゃ強い。イングランド戦は、彼を先発でいかせるべきでしょう。(ラインアウトの)スローイングもピカイチですから」と猛プッシュした。
というのも、スクラムである程度対抗できなければ、前半で試合が決まってしまう可能性すらあるからだ。「とにかく最初のスクラムで押せないとしても押されないようにして、相手に『ヤバいな』『嫌だな』と思わせることが大事になります。イングランドはスクラムに加えて、モールも強いですし、ラインアウトも完璧。日本はそこでミスしているようでは、勝てないですね」。実際、15年イングランド大会の南アフリカ戦、19年日本大会のアイルランド戦といった格上から勝利した試合では、スクラムで崩れなかったことで勝機をつかんだ。
もちろん堀江一人の力で勝てるわけではない。健三氏は、スクラムでわたり合った上でのポイントに関して「接戦に持ち込みたいです。点差を離されないようにして粘り強く守っていくしかない。幸いチリ戦を見ると、最後までDFのスタミナはあるとなと思いましたし、イングランドのFWは強いですが、バックスは複雑なプレーをしてこないので守りやすい」。
僅差にできれば、キックでの加点がさらに重要になるだけに、チリ戦で6本全てを決めたSO松田力也(埼玉)を「引き続き起用すべきだと思います」と強調した。
さらに、そのほかの先発メンバーも「重い試合になるので、キャリアのある選手が適任」。堀江と同じ4度目のW杯となるFLリーチ・マイケル(BL東芝)ら経験者を重視すべきだとした。
これら条件がそろえば、日本は再びの番狂わせを起こせるのか。たとえ勝てなくても接戦に持ち込めば、引き分けの2ポイントや、7点差以内の負けで得られる1ポイントも期待できる。とにかくイングランドに食らいついていくしかなさそうだ。










