新日本プロレス9日後楽園大会で、NJPW WORLD認定TV王者のザック・セイバーJr.(36)が小島聡(52)の挑戦を退け14回目の防衛に成功した。

 ザックは前日8日の後楽園大会で大岩陵平を退けV13。試合後のバックステージコメントでたまたまトイレに行こうと通りかかった小島を次期挑戦者に指名し、連夜の防衛戦が緊急決定した。

 小島の生命線でもある右腕に集中砲火を浴びせたザックは、強気にもラリアートを連発していく。しかし直利不動の小島が繰り出した一撃と相打ちになるとダウン。何とかザックドライバーで形勢を五分に戻したが、突進したところにカウンターのラリアートを浴びて窮地に陥った。

 右腕のダメージが大きい小島のカバーが遅れたことで九死に一生を得ると、CCDから再びラリアートを狙われる。しかしザックは狙いすましたかのようなカウンターの飛び付き腕十字固めで捕獲。鮮やかにアームバーに移行してギブアップを奪ってみせた。

 バックステージでは「小島サン、スゴイヨ。ホントニスゴイ」と苦戦を強いられた大ベテランの意地を称賛。「(キャリアが)30年経っても変わらず王座戦に勝ち、トーナメントに勝ち、若手のための革新的な新しい王座にも挑戦する。俺はあの姿勢が大好きだ。でも彼の時代は終わった。今はTMDKの時代だ。俺がTMDKに加入してわずか8か月でこの王座を14度も防衛した」と満足げな表情を浮かべていた。