新日本プロレス9日後楽園大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者のオカダ・カズチカ(35)、棚橋弘至(46)、石井智宏(47)組が天山広吉(52)、真壁刀義(50)、タイガーマスク組の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。

 大ベテラン・天山の意地に苦しめられた。王者組は、孤立した石井がタイガーのタイガードライバーから真壁のキングコングニーを浴びると、天山の変型DDTでマットに突き刺さる。しかし、カバーは棚橋が間一髪でカット。さらに天山のムーンサルトプレスをオカダが阻止し、ジャーマンで投げ捨て反撃に転じる。

 粘る天山はモンゴリアンチョップを連発するが、棚橋がドラゴン式張り手で動きを止めると、オカダが変型ドライバーを発射。最後は石井がスライディングラリアートから垂直落下式ブレーンバスターをさく裂させ激闘に終止符を打った。ベテラントリオを退けた石井は「アイツらにとっては夏のいい思い出になったんじゃねえか?」と勝ち誇った。

 挑戦を前に挑戦者組は、昨今の新日本でベテランの出場機会が減っていることに不満をもらしていた。これに対しオカダは「結局レギュラーを取られたわけですよ、若手に」とリング上は結果が全てというシビアな見方を示していた。

 それでもこの日は「ダメなりにも頑張ってくれれば、そこそこの相手になったんじゃないですか。今までやってきたことは認めてやるよ。素晴らしい先輩だってな。今日みたいな戦いができるんだったら、いつもやれば、あなたたちの望むような、今の新日本プロレスに入っていけるような戦いだろうし」と、挑戦者組の意地に一定の評価。「しっかり自分というものを持って…やってきたでしょ、先輩たち? まだまだ負けずに頑張ってくださいよ。俺、まだそっち側に行く気、ないからね」と、オカダ流のエールを送っていた。