またも〝天敵〟になすすべもなかった。広島は3日の中日戦(マツダ)に打線が振るわず、0―3と今季12度目の零封負け。逆転優勝を目指す中、最下位・中日相手に痛恨の負け越しを喫し、6カード連続の勝ち越しを逃した。

 赤ヘル打線が相手先発・柳に、またも牛耳られてしまった。柳とは前回8月13日に対戦(バンテリン)した際、9回無安打無失点と完璧に抑え込まれており、この日も7回途中まで散発4安打で無得点と1点も奪えず、今季4勝目を献上した。

 新井監督は柳に対し「良い投手だから、そう簡単には点はとれない。四隅にすべての球種を投げ分けて、良い投球をされた」と脱帽するしかなかった。

 初回、4、6、7回といずれも得点圏に走者を置いて攻め立てながら〝あと1本〟が出なかった。前日の試合中に右脇腹の異変を訴えた西川がこの日はベンチ入りメンバーから外れ、4番の代役を務めた松山は3度の得点圏で凡退し、大ブレーキとなった。

 5日からのDeNA3連戦(マツダ)に西川が間に合うかどうかについて指揮官は「治療しながら、体の状態を見ながらになってくる。日にち薬的なものもある。明日(4日)1日空くので火曜の状態を聞いて判断したい」と語った。

 首位・阪神とはゲーム差が開くばかりだが、新井監督は「目の前の一戦一戦、勝っていくしかない。相手がどうとかあまり思っていない」と必死に前を向いた。