〝快進撃〟の予感あり――。卓球女子の伊藤美誠(22=スターツ)が8月31日、アジア選手権(3日開幕、韓国・平昌)を前に、成田空港から出国。「メダルを取ることを目標にしていきたい」と決意を述べた。

 今年の序盤は思うような結果を残せなかったが、5月の世界選手権で8強入り。復調の気配が漂い、パリ五輪選考レースも2位の平野美宇(23=木下グループ)と30・5点差の3位にまで浮上した。今大会は優勝160点、2位120点、4強80点と、点数を上乗せするチャンス。「平野選手と順位で2個差をつけたい」と展望を語った。

 世界選手権はでん部などに痛みを抱えた状態で出場。卓球関係者が「中国選手(陳夢)に勝ったらメダルという場面でも、これ以上やったらまずいというラインをわかっていたので、本当に我慢しながら戦っていた」と明かすように、厳しい状況下で戦い抜いた。しかし、今大会に向けては入念に調整を進めており、伊藤は「自分自身が一番いい状態で、戦える試合に挑みたい」と力を込めた。

 今大会は中国の有力選手が勢ぞろいするが「チームにとって、中国人選手に勝つ存在というところを見せたい」と気合十分。心技体を整え、己の力を証明してみせる。