柔道男子100キロ超級の斉藤立(21=国士舘大)が頂点取りに意欲をのぞかせた。
五輪2連覇の故斉藤仁さん(享年54)を父に持つ斉藤は、全日本柔道連盟が23日に開いた強化委員会で2024年パリ五輪の代表に内定。日本柔道界初の親子二代での五輪切符を奪取した。24日には都内で取材に応じ、男子代表の鈴木桂治監督から一報を受けた際には「まだないやろうなという気持ちが強かったので、電話がきた時は反射的に飛び上がってしまった」と苦笑い。それでも、すぐに「優勝しないとという気持ちが強い。お父さんの名前に恥じない柔道をしっかり見せていきたい」と気を引き締めた。
同階級の日本勢は08年北京五輪の石井慧以来、金メダルに届いていない。さらにパリ五輪はテディ・リネール(フランス)のお膝元で試合が行われる。厳しい戦いが待っているが「相手のホームで勝つことが一番価値のある勝利。5月に敗れた雪辱を果たしたい」ときっぱり。見据えるのは世界のテッペンのみだ。
仁さんに日頃から言われてきたのは「謙虚になれ」という言葉。「本当にここからだと思うので(仁さんも)『絶対に思い上がるな』と思っていると思う。しっかり一本を取る柔道、父のような柔道を見せたい」。悲願達成に向けて、喜ぶのはまだ早い。












