女子プロレス「スターダム」の〝マッチョ・ゴリさん〟こと飯田沙耶(26)が、自称〝女子プロ界の人間国宝〟こと高橋奈七永(44)の洗礼を浴びた。

 18日の若手主体興行「NEW BLOOD 10」(東京・品川のザ・グランドホール)で、「パッション注入マッチ」と銘打たれた一騎打ちで激突。勝利に燃える飯田は、物おじせずモンゴリアンチョップを打ち込み、序盤から攻めの姿勢を貫いた。

 しかし、高橋に客席に投げ飛ばされ、リングに戻っても胴締めスリーパーで締め上げられ窮地に陥った。さらに会場に響き渡るほどの強烈な逆水平チョップを浴びせられ、あまりの痛さにのたうち回った。

 それでも立ち上がった飯田は、串刺しドロップキックからの串刺しラリアートで反撃を試みる。その後も雪崩式パワースラムで体格差のある高橋を投げ飛ばし、必殺技「飯田ロケット」(ダイビングショルダーアタック)で懸命に流れを引き寄せた。

高橋奈七永(左)を串刺しドロップキックで追い込む飯田沙耶
高橋奈七永(左)を串刺しドロップキックで追い込む飯田沙耶

 だが、高橋のバックドロップでつかまると、ラリアートを決められ、意識をもうろうとさせ再びピンチに。最後はナナ☆ラッカを決められ、3カウントを献上した。

 試合後、高橋から「飯田、お前よ。地道に努力を続けて自分と戦ってると思う。でも、どこかで自分は負けて当たり前だって思ってないか?」と問われ「人生、諦めたら終わりだよ。私は諦めないで食らいついてここに立っている。その飯田魂っていうパッションがあれば、近いうちベルトも狙えるんじゃねえのか」と期待を寄せられた。

 高橋のパッションに心を打たれたのか、飯田は涙を流し「今日こうやって高橋奈七永と戦って、自分は1人じゃないんだって、みんなの気持ちを背負って戦ってることが身に染みてわかった」と語った。

 その上で「今度、飯田魂をきさんにぶち込んで、みんなと一緒にてめえを倒してやる! そしてベルト巻いて恩返ししてやる!」と絶叫した。