伊勢崎オートのナイターSG「第27回オートレースグランプリ」が10日、開幕した。
オート界屈指の速攻派でもあり、個性派でもある鈴木宏和(36=浜松)が昨年あたりから意識改革をしてモデルチェンジに取り組んでいる。
誰もが認める最大の武器であるスタート力を犠牲にしてまで試行錯誤を続ける現状に「自分の中ではこれまでずっとSで出ないと意味がないと思っていた」。もどかしさも抱えながら、徐々に実を結びつつある。
「Sだけでは勝てないとヤッシー(松本康)や山浦さんに言われ、人を抜いていく重要性も考えるようになった」と心変わりをした転機を明かす。具体的には整備面に表れ、「キツかったピストンを緩くして、乗りやすくて人を抜けるエンジン」をつくってから試走タイムが出るようになった。
初戦4Rは5番手から追い上げ2着。「以前ほどSで飛び抜けて出ることは少なくなったけど、これまで足りなかった〝決定打〟をつけたい」。7月の川口GⅠでは佐藤摩弥を最後に追い切れず悔しい準V。今はS力を犠牲にしても、さばきを磨いている時期だ。
7月はV3と量産したように近況は絶好調。「7月は(苦手な)雨が全然、降らなかったのといいタイヤがあった」のが最大要因という。
2日目は3Rの8号車で登場。Sでズキューンとブチ抜けなくても、機敏に追って白星を狙う。












