4連勝でも〝お怒りモード〟だ。阪神は6日のDeNA戦(横浜)に3―2で辛勝。敵地でのスイープで貯金も今季最多タイの18まで伸ばしたが、岡田彰布監督(65)は試合後に苦言連発となった。

 怒りの矛先は、6回2失点と試合をつくった先発・伊藤将の降板後の内容だ。「ミスばっかりで。自分ら苦しめてるんやからな。わざわざしんどい展開に持っていってなぁ。考えられへん」と指揮官はタメ息をつくばかりだ。

 3―2と1点リードで継投策に出た7回は2番手・浜地が先頭・大和に左前打を許すと、続く伊藤光の犠打を一塁へ悪送球。一転して無死二、三塁と一打逆転のピンチを迎えた。続く左打者2人対策で投入された3番手の左腕・島本が直後を封じて、事なきを得たが「あんな展開あったらアカンいうことや。しかし…ひどいよぁ…」(岡田監督)。無失点で終えた結果論ではなく、自ら流れを手放すような投球やプレーが5日の試合から終盤に立て続けで起きたことに、おかんむりだ。

 島本は初戦の4日にも、3点リードの8回二死満塁のピンチで、火消しに成功した登板に続く好救援で、同一カード3連勝の「投」の立役者となった。「そら、もう島本さまさまよ。いてなかったら昨日(正確には4日)も負けとるよ」。2021年4月9~11日以来、2年ぶりのハマスタでの同一カード3連勝となったが、岡田監督に笑みはなし。勝ってもなおチームを引き締めるコメントのみを残し、球場を後にした。

 とはいえ、長期遠征の最初の1週間を5勝1敗。今カード前まで敵地・ハマスタで13連敗中だっただけに、ひとつ歯車が狂えば暗雲が漂いそうな遠征を、好成績で乗り切った。悲願のアレ(優勝)へ向けては上々の結果と言えそうだ。