〝負けん気〟は健在だ。フェンシングの世界選手権(7月、イタリア・ミラノ)で男女を通じて日本勢初の2連覇を達成した女子サーブルの江村美咲(24=立飛ホールディングス)が3日、都内の所属先で行われた褒賞金贈呈式に出席。村山正道社長から褒賞金500万円が贈られ「フェンシングでここまで評価していただけると思っていなかったので素直にうれしい」と声をはずませた。
昨季の初優勝後は左足甲のケガなどもあり、満足な結果を残せない時期もあったが「全力でやった時の負けは本当に苦しいけど、そこから逃げない覚悟をより強く持った」。今大会は世界女王の壁を崩そうとするライバルと対峙しても、決してひるむことはなかった。
ここ一番での底力は昔から変わらない。父・宏二氏は元日本代表監督で、1988年ソウル五輪にはフルーレ代表で出場。母・孝枝氏もエペ代表で世界選手権代表に選出された経験を持つ。そんな両親の娘だからという理由だけで「優遇されている」との声もあった。それでも、江村は「じゃあ誰も文句を言えないぐらい強くなる」と結果で周囲の雑音を振り払ってきた。
世界女王として迎える来年のパリ五輪は、同種目初、日本女子でも初となるメダルに期待がかかる。「『日本人初』はいつまでも与えられるものではない。次で決めたいなという気持ちがある」。目標は個人、団体のダブル金メダル。頼れるエースは花の都で主人公となる。











