スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が、新たなチーム内競争を勝ち取れるか注目されている。

 新シーズンの開幕前、チームの攻撃をつかさどる元スペイン代表MFダビド・シルバが練習中に左ヒザに重傷を負い、引退を電撃表明。チームは10年ぶりとなる欧州チャンピオンズリーグ(CL)に臨むシーズンへ向けて代役確保に動いているとの現地報道もある中、久保の重要度は増している。

 大黒柱の引退を受け、スペインメディア「レレボ」はセットプレーのキッカー争いに注目。久保は加入1年目でスタメン定着を勝ち取り、昨季もその役割を果たしている。今後はメインキッカーになる可能性もあり「日本人選手は、攻撃面でより多くの責任を負うことになりそうだ」と期待した。

 ただ、もう一人の候補であるスペイン代表歴を持つMFブライス・メンデスとの〝争い〟に勝つ必要があるという。同メディアは「メンデスがスタメンに入ることになれば、(キッカーの優先順位で久保が)後方に追いやられるだろう。こうなると、久保の重要性は薄れてしまう」と指摘した。

 久保が所属クラブで常時セットプレーの起点であり続ければ、いまだに正キッカー不在の森保ジャパンにとっても大きなプラスになることは間違いない。さらなる飛躍を目指す2年目は、新たな地位を確立できるか。昨年に続き今オフもFKの名手として鳴らした中村俊輔氏と「WOWOW」の企画で対談しており、その教えも生かしたいところだ。