なでしこジャパンによるオーストラリア・ニュージーランド共催女子W杯での躍進を受けて、世界女王の米国で警戒感が高まっている。
日本は1次リーグを3連勝で首位突破。特に7月31日のスペイン戦では4―0と優勝候補を沈めて世界を震かんさせた。
その圧倒的な強さに過敏に反応しているのが米国だ。W杯を2連覇中で、国際サッカー連盟(FIFA)女子ランキングでも1位の〝絶対女王〟は1次リーグで苦戦を強いられており、1勝2分けで2位通過。決勝トーナメント1回戦でスウェーデンに勝てば準々決勝で日本と対戦する可能性があり、早くも今大会の行方を左右する大一番として各メディアがこぞって特集を組んでいる。
なかでも米スポーツ専門放送局「ESPN」は、日本を「優勝の素晴らしい最有力候補」と警戒。チームの長所を挙げる一方で〝弱点〟にも鋭く切り込んだ。「まだビハインドを背負ったことがないから、実際にそういう状況になった時にどのようにプレーできるかは分からない。ビハインドを背負い無理にでも攻めなければならなくなった場合に、攻撃力をどこから生み出すのか見つけることは難しい」とズバリ指摘した。
今大会の日本はザンビア戦で5―0、コスタリカ戦で2―0、スペイン戦で4―0と無失点を続けている。そのため失点してリードを奪われた状況になれば、心理的に追い詰められると予想。その点、米国はこれまでの苦戦が吉と出て接戦に強さを見せられるとの見立てだ。
米国での警戒の高まりは、日本が今大会の主役になった証しと言えそうだ。










