〝言霊〟が原動力だ。陸上女子の田中希実(23=ニューバランス)が1日、長野・茅野市内で練習を公開。世界選手権(19日開幕、ハンガリー・ブダペスト)の最初のレースとなる1500メートル予選(19日)へ向けて「自分の力を信じていくかというところがカギになる」とポイントを挙げた。

 4月からニューバランス所属のプロ選手として活動する田中は、6月に人生2度目となるケニア合宿を行うなど、さまざまな場所で練習を敢行。本紙の取材に「一緒に合宿に行ってくれる選手を集めたり(自由に)お願いできるところは強み。気持ちが沈んでいてもアドバイスをもらえたり、一緒に考えたりしてくれる人がいて、自分は支えられている。プロになってよかったと思う」とメリットを口にした。

 その田中には、励みになっている〝言葉〟があるという。「トレーナーさん、コーチ、家族もそうだが、みんな無責任な『できるよ』という言葉じゃなくて、客観的に私を見て、手応えを持って『できる』と言ってくれる。(その)言葉を信じられたら、一番強いんじゃないかなと今は思っている」と明かした。

 今大会は出場予定の1500&5000メートルでの決勝進出を1つの目標に掲げている。「今は調子が上向いてはいるので信じやすい部分もあるかもしれないが、一緒に考えて進んでくれた人たちの言葉なので、信じられているのかな」。2024年パリ五輪でのメダル獲得へ、好結果で弾みをつける。