陸上女子の田中希実(23=ニューバランス)は、異国で〝メンタル強化〟に大成功だ。
6月の日本選手権で1500&5000メートルの2冠を達成後にケニアへ出発。かつて本紙インタビューで「中学か高校の初めぐらいに『なぜケニア人が速いのか』というテーマの本を読んで、その中でケニア人たちの走りに取り組む生活環境が魅力的に感じた」と語っていた地で、人生2度目の武者修行に励んだ。
合宿を行ったケニア・イテンの標高は2000メートル超。厳しい環境下ではあったものの、ケニア人選手のチームと同じ練習をこなせるようにと考えてトレーニングに励んだ。「できるだけケニア人選手のメニューをどうしたら全部こなせるようになるかというのを常に考えながら練習した。レースでもどうしたら世界陸上とかの決勝の舞台で最後まで(ライバルたちに)つけるかということを考えていた」と充実の日々を過ごした。
ケニアではトラックよりもマラソンが主流。持久力系のメニューが多かったというが、必死に食らいついた。「やっぱり日本人選手だと、1万メートルからハーフマラソンに挑戦する選手がよくやるような、精神面が鍛えられるような、淡々とこなしていくような練習が多かったかな」と振り返った。
あえてケニアに足を運ぶのは、さらなる高みを見据えているからこそ。1日には長野・茅野市内で「ニューバランス契約選手 田中希実 合同取材会」を実施。19日に開幕する世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)に向けて汗を流した田中は、1つでも上の順位を目指す覚悟だ。













