国内女子ゴルフツアー「楽天スーパーレディース」最終日(30日、兵庫・東急グランオークGC=パー72)、2差2位から出た桜井心那(19=ニトリ)が、6バーディー、ノーボギーの66と伸ばして通算21アンダーで2日の「資生堂レディス」に続いて2勝目を挙げた。

 前半に4つ伸ばして首位・鈴木愛(セールスフォース)に並ぶと、10番パー4でバーディーを奪って逆転。一度は並ばれたものの、14番のバーディーで再び突き放して逃げ切った。2日に最終日を迎えた「資生堂レディス」でツアー初勝利を飾ってから、わずか3試合目で2勝目をつかんだ。「こんなに早く2勝目を挙げれるとは思ってなかった。少しびっくりしているけど、優勝してから毎試合勝ちたい思っていて、1勝して優勝できる自信がついたというのはあった」

 10代での2勝はツアー史上9人目(招待選手含む)。畑岡奈紗、宮里藍、笹生優花らが達成している。19歳167日で、その仲間入りを果たした桜井は「顔ぶれが豪華すぎて、私はへたくそなんで、あんまり並べてほしくないけど、10代で2勝できたことは自信にしていいと思う」と、うなずいた。

 畑岡、笹生は米ツアーを主戦場にしており、藍もかつてプレーした同ツアーで世界ランキング1位に上り詰めた。そんな先輩の後に続いて米国挑戦を現実的な目標に掲げる。「将来的には、米国とか海外で活躍したい。豪華な顔ぶれの方たちと同じような成績(10代で2勝)を出したということは、私にも海外で活躍できる可能性があると考えて、今後も練習を頑張っていきたい」

 今季のドライビングディスタンスは3位(256・32ヤード)につけるなど飛距離も武器でスケールの大きなゴルフは将来性十分。この勢いで活躍を続けていけば、来年のパリ五輪出場も現実味を帯びてくる。「五輪に出たい気持ちはあるけど、今は目の前のことに一生懸命すぎて、あまり考えられない。チャンスがあれば出たい。これから世界ランキングも上げていきたい」と意欲を見せた。

 長崎市出身で母校は長崎日大高。地元グルメのお気に入りは、皿うどんだ。「パリパリ麺もいいけど、乗っているあんがおいしい。長崎の味が一番。県民はウースターソースをかけたりするんですが私は酢。あんの味と酢が好きですね」と笑みを浮かべた。