地元で躍動だ。水泳の世界選手権11日目(24日、マリンメッセ福岡)、競泳女子100メートル平泳ぎの予選で2012年ロンドン五輪銅メダルの鈴木聡美(32=ミキハウス)が全体5位の1分6秒20を記録。14年ぶりに自己ベストを更新した。続く準決勝は全体8位の1分6秒31で、25日の決勝にコマを進めた。
大歓声を力に変えた。福岡県出身の鈴木は、予選の序盤から積極的にレースを進めた。高速水着時代の2009年に記録した1分6秒31を上回るタイムに「タッチした瞬間に会場がドッとなった。誰かまたすごい記録を出したのかなと思って見たら、自分が組の1番で『あれっ?』と思ってタイムを見たらベストだったので、ダブルの驚きです」と笑顔を見せた。
女子平泳ぎ界を引っ張ってきた鈴木だが、16年リオデジャネイロ五輪は同種目で準決勝敗退。21年東京五輪は代表の座を逃した。〝引退〟の2文字が頭をよぎったこともあったという。それでも、5年ぶりに日の丸を背負った一戦で実力を十二分に発揮した。
4度目の世界選手権で初となる決勝に向けては「本当に光栄だと思う。過去には五輪のメダルもあるが、過去は過去というふうにとらえて、フレッシュな気持ちで臨みたい」と気合十分。全力で戦い抜く覚悟はできている。













