西武が12日のソフトバンク戦(北九州)に4―2と逆転勝ちし、5カードぶりの勝ち越しに成功した。借金は16に減った。

 4回までは相手先発・板東の前に無安打と完全に抑えられていた。

 反撃のノロシを上げたのは5回だった。先頭の中村の左前打、続くマキノンが四球を選び無死一、二塁とした。ここで山野辺が送りバントを失敗。西武ベンチに嫌なムードが流れたが、この状況をバットで救ったのが、この日一軍に再合流したばかりの3年目・長谷川信哉外野手(21)だった。

 長谷川は板東の初球、カットボールをとらえ左中間に適時二塁打。二走・中村が生還しまず1点。なお一死二、三塁から古賀の内野ゴロの間に三走・マキノンが還り西武は2―2の同点に追いついた。

 長谷川は「打ったのはカットボールです。無死一、二塁からチームとしてランナーを進めることができなかったので、何とかそれをカバーしよう!という一心で打席に向かいました。打った瞬間、外野手の間を抜けるなと思いました。見逃せばボールだったかもしれない球でしたが、この打席は高めに浮いた球を仕留めようと決めていましたので、実行できて良かったです」とコメント。バントミスを帳消しにしてもらった山野辺からは「本当にありがとう。ナイスバッティング!」と感謝の言葉が飛んだ。

 長谷川は7回の守備でも好守を見せ先発・今井を救うなど、この日の逆転劇の効果的な役割を担っていた。