新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(15日、札幌で開幕)で初出場優勝を狙う海野翔太(26)が、〝黒のカリスマ〟蝶野正洋(59)と電撃合体を果たした。蝶野の代名詞だった「STF」を得意技として使用しており、本人から指導を受けてさらに進化。史上最多5度のG1制覇を誇る夏男から、アドバイスとエールを送られた。
昨年11月に凱旋帰国した海野は、初出場のG1でAブロックにエントリー。同組には成田蓮、辻陽太、ノアの清宮海斗と新世代戦士が集結しており注目を集めている。
開幕を前に海野が訪れたのは、同大会最多5回の優勝を誇る蝶野だった。成田、辻とともに団体から「令和闘魂三銃士」と呼ばれているが「それとは本当に無関係で、単純にG1と言えば、最多優勝記録も持っている蝶野さんということもありますし。今、自分がSTFを使っているのも蝶野さんがきっかけなので、ご指導いただきたい、というのがきっかけです」と意図を説明した。
ユーチューブチャンネル「蝶野正洋チャンネル」の企画で実現した対談後は、海野の要望が実って蝶野がSTFを直接指導。ルー・テーズ直伝のハーフボストンから入る本家のSTFは、現在の海野が使用している入り方とは異なっており、技が決まる度に実験台のヤングライオン・大岩陵平の悲鳴がこだました…。
約30分間の指導を終えた蝶野は「俺も掛け方を忘れてたけど」と苦笑いしつつ「入り方が違うとまったく違う技にも見えるから、オーソドックスな入りのほうも覚えたら、またバリエーションも増えて、攻めやすくなると思う」と助言した。海野も「他の誰も手に入れられない武器を手に入れられたと思う。もう一個、技のレベルが上がったというか。ポイント、ポイントのレベルアップはできたかなと思います」と手ごたえを強調した。
STFを使い始めたのは、今年の1月4日東京ドーム大会。武藤敬司と組んだ6人タッグ戦からで、蝶野も解説席から見守っていた。「巡り巡って今日の機会が生まれて、こうして直接ご指導いただくことができたので。G1ではSTFでも勝ちたいなと思いましたね。デスライダーと並ぶぐらいの武器にしたいです」とさらなる進化を約束した。
最後に蝶野からは「長いシリーズだからケガなくっていうのは無理だと思うけど、いかにケガを抱えずに最後まで残るか。その中で最高の舞台まで行ったときに、どう自分をコントロールするかだから。海野選手は初めてG1に出るから、そういう恐怖心もないと思うし、一番の台風の目にもなる。実力も持ってるし、周りに一番ヤバいなって思わせる存在として、どれだけの爪跡を残すかだよね」と激励された。
パラダイムシフトを掲げる海野が、真夏の祭典で団体の勢力図を一変させる。













