〝米国のムツゴロウさん〟が野生動物密売で有罪判決を受けた。米紙ニューヨーク・ポストが20日、報じた。

 ネットフリックスの人気ドキュメンタリー「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」は「猛獣に魅せられた男女の常軌を逸した行動と、本当にあった殺人依頼。私設動物園の園長が犯した罪を軸に、トラの繁殖にまつわる知られざる裏の世界を映しだす」(公式サイトから)番組だ。

 その第3シーズンの主役でマートルビーチ・サファリの創設者バガヴァン・アントル被告がバージニア州フレデリック郡で絶滅危惧種のライオンの子を違法に購入した疑いで告発され、バージニア州裁判所は先日、アントル被告に野生動物密売の罪2件と野生動物密売共謀の罪2件で有罪判決を言い渡した。

 ドキュメンタリーやインスタグラムでアントル被告がトラやライオン、チンパンジー、ゾウなどと体当たりで交流する様子はまるでムツゴロウさんのようだ。しかし、悪に手を染めていた点が異なる。

 アントル被告はサウスカロライナ州にある動物園でライオンの赤ちゃんを展示する計画を立てていたが、野生動物密売で入手していたのだ。裁判は6月上旬からスタートし、16日に有罪判決が下された。刑期は9月14日に言い渡される予定だ。

 アントル被告には動物虐待や動物の死体遺棄など35件以上の前科がある。さらに2022年6月には50万ドル以上のマネーロンダリングの罪で起訴されており、有罪判決を受けた場合、連邦刑務所で懲役20年が言い渡される可能性がある。