日本サッカー協会が13日、7月開幕のオーストラリア・ニュージーランドW杯に臨むなでしこジャパンのメンバー23人を発表した。会見では、いまだに中継局が決まっていない現状について田嶋幸三会長が説明した。

 今大会では、国際サッカー連盟(FIFA)が放映権料を男子のW杯に近づける方針を示し、これまでの大会よりも相場が高騰。その結果、多くの国でいまだにテレビ中継局が決まらない異常事態となっている。

 この件に関して、会見で田嶋会長が現状を語った。「インファンティノ会長の、男子と女子の差をなくしていくという考え方は賛同できるもの。男女平等の世界にしていきたい。選手に対する賞金も高額なものになったことはその現れ」と前置きした上で「テレビ放映権については、FIFAは各国のコンソーシアム、テレビ局と交渉して決めてきたこと。今までも日本サッカー協会は関わってきていない」と協会は関与できないと説明。そして「日本だけでなく、中国、ドイツ、イングランド、フランス、スペイン、イタリアと強豪国が契約を結んでいない」と各国で交渉が難航している状況を強調した。
 
 そして「いま、放映権が日本の市場価値と結び付いていないために、放映する局が決まっていないこと、放映されるかどうか分からないことは大きな懸念を抱いている。FIFAとテレビ局が(交渉を)やっているが、進ちょく状況としては動いていないと。交渉状況も私たちは聞かされていない。聞かされているのは、まだ決まっていないということ。つまり、隔たりがあるのだと思っている」と危機感を露わにした。

 さらに「放映されないことがあってはならない。やはり地上波でやる大切さは訴えていきたい。地上波でやることを前提に、各国が今詰めをしていると聞いている。FIFAからはしっかり解決すると聞いている。ただ、まだ最終的な交渉になっているとは聞いていない。今だってギリギリのタイミング」と焦りもにじませた。

 女子W杯の放映権問題は果たして解決するのか。