【取材の裏側 現場ノート】イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫(26)は自慢のドリブルを武器に世界最高峰リーグを席巻し、ビッグクラブへの移籍がささやかれている。

 三笘本人は「何が起きるかわからない世界。言えることは少ない」としながらも「契約上はブライトン」とコメント。来季は欧州リーグ(EL)に参戦するため、基本は残留する方針とみられる。ただ、ネット上では「早くステップアップした方がいい」「試合に出られなくなるくらいなら、ブライトンで無双して」と賛否両論が出ている。

 こうした状況に、キング・カズこと元日本代表FW三浦知良(56=オリベイレンセ)の代理人を務めた田路雅朗氏は年齢がポイントになるという。「高い移籍金を出して選手を獲得するのは22、23歳くらいまでだろうな。超一流選手を除けば、どのクラブも選手を成長させ、次に売ることまで考えるから。25、26歳をすぎると難しくなる」と語っていた。

 実際に、Jクラブ関係者も「本人が何を望んでいるか」としながらも「ビッグクラブなら請われている今がチャンス。年齢を重ねると、厳しくなるのは確かだし(移籍金が)40億、50億とか出ているけど、大金を出すのも、選手の価値を評価している証拠。さらに成長するにはレベルの高いクラブに行ったほうがいい」と指摘した。

 決してブライトンに残留するのが悪いわけではない。しかし、選手としてさらなる高みを目指すのなら移籍を決断するのも一つの手段だろう。日本の攻撃陣ではMF本田圭佑がACミラン(イタリア)、MF香川真司がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と欧州ビッグクラブに所属していたが、大活躍したとはいえない状況だ。

 今夏は実質的なラストチャンス。三笘の決断に注目したい。