2026年W杯優勝のカギは森保ジャパンの〝新ビッグ3〟だ。日本代表は12日、国際親善試合エルサルバドル戦(15日、豊田ス)とペルー戦(20日、パナスタ)に向けて千葉県内で合宿をスタートさせた。今季は多くの代表イレブンが欧州のトップレベルで飛躍する中、元日本代表MF前園真聖氏(49=本紙評論家)は次回W杯へ向けて、3人の選手を軸として固定することを猛プッシュした。

 森保ジャパンは合宿初日からエンジン全開。一部の選手が別メニューで調整したが、実戦形式も含めた約2時間の練習は激しいプレーの連続でアピール合戦となった。

 その中でも特に鋭い動きを見せていた一人がMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)だ。今季はリーグ戦で9ゴールを量産し、スペイン1部の日本人最多得点記録を更新するなど大ブレークを果たした。練習後には「楽しくやれている。(いい雰囲気を)代表に持ち込めている」と充実の表情。「得点パターンが増えた。引き出しを相手も警戒するようになって、その結果、自分の得意な形で得点が入ったと思う」と飛躍の理由を自己分析した。

 代表では、ここまで23試合出場で1得点にとどまっている。「追いつけ、追い越せで最後に僕が一番結果を残せていれば万々歳かな。1点取れれば、あとはどんどんいける」とクラブでの勢いそのままに代表でもゴール量産を宣言した。

 急激な進化を遂げる久保が存在感を高める中、前園氏は26年北中米W杯へ向けて、久保を含めた3人をキーマンに挙げる。

「代表の次の課題は、いかに攻撃的な戦術を用いて世界の強豪と戦っていけるかです。カタールW杯では守備的な戦術で16強という結果を残しましたが、26年のW杯でその先に行くためには攻撃的なサッカーをできるかが重要になります」と指摘。その根幹を成す存在として「MF三笘薫(26=ブライトン)、MF鎌田大地(26=Eフランクフルト)、久保は欧州のトップレベルで結果を残しています。この3人を軸にすべきだと思います」と提言した。

 3人がともに飛躍を遂げたのは今季だが、昨年9月の親善試合やカタールW杯、第2次森保ジャパンの初陣となった3月の2連戦ではいずれもトリオそろっての出場は実現していない。それでもポジション的に共存は十分可能で、欧州最高峰の舞台で活躍する〝新ビッグ3〟を森保ジャパンの中枢として固定することが躍進のカギとなりそうだ。

 久保も「今後は形にもこだわって、代表を引退した後に自慢できる世代になれば。今季は特に前線の選手が結果を出している。その人たちが中心になって攻撃の質を上げていく」と自覚十分。新ビッグ3が森保ジャパンに新しい景色を見せる。